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美容室向けのiPadを使ったCRMを提供している会社は、調べた限りで3社ありました。(多い所でも100店舗程度しか導入されていない。)

という事で、美容室向けのiPadを使ったCRMのニーズを確かめに、美容室にプロトタイプのテスト&改善依頼をしに行ってきました。そこで分かったことをまとめます。

美容室で感じる不満。これを解決したいと思いました。

美容室を使う方に聞いた所、下記のような不満を感じている方が多かったです。(7人に聞いた)

1. いつ髪を切ったか覚えていない。髪を切る時期を美容室から教えてほしい。(または、次回の予約を仮で入れたい)2週間前とかにこの日、予約入ってますよというフォローメールがくればOK。

2. 急に髪を切る必要が発生した時、いつも髪を切ってくれている人がいないと、自分の情報(髪質や好みなど)を他のスタッフが共有していない。

上記の不満を解決すべく、考えたのは下記のシンプルなツールです。

美容室向け、iPadを使ったCRM(Webアプリ)

1. iPadで手書きカルテ(顧客情報)を作れる。それをスタッフ間で共有できる

2. iPadで次回の予約をとれる。シフト表兼予約一覧に入れる。

3. そろそろ髪を切る人リストを通知してくれて、何らかのアクションを起こせる(メール配信とか)

ニーズがあるかヒヤリングに行きました。結果は下記の通りです。(スタッフ2〜6名程度で席数4〜8席程度の店をお客様と想定しています。)

1. 上記のようなiPadを使ったCRMに強いニーズはなさそう

私はいつも1,000円カットなので知らなかったのですが、多くの美容室は、スタイリストにお客様がついているみたいです。今日の店も含め、自身についているお客様を自分で管理します。そして、給与は売上歩合制でした。(髪を切ることができる人は歩合制が多いみたいです。)よって、店のオーナーも顧客情報の共有というよりは、共有しなくても売上が落ちない仕組みを作って、スタッフに既存客を逃がさない教育をしているという、印象を受けました。(当然、大型店やチェーン店は違います。)ちなみに店にもよりますが、スタイリストが独立するときは、自分のお客様を持っていって良いそうです。というよりは、スタイリストについているので、必然的にお客様は離れていくそうです。

2. CRMに金を払って、効率改善や既存客のサポートだったり、リピート頻度を上げるより、新規客獲得に強いニーズがある。

当たり前の話ですが、売上は、客数×客単価×来店頻度によって決まります。カット・カラーで平均1万5千円の店だとすると、一人あたりの顧客の年間売上は6万です。(カット・カラーを3ヶ月に一回)来店頻度を2.5ヶ月に一回に短縮すると一人あたりの顧客の年間売上は7.5万です。プラス1.5万円です。なので、既存客のサポートにお金をかけるよりは、新規客獲得(こことかここが集客できるらしい)にお金を使うということでした。(ほとんどの美容室は、既存でCRMみたいな機能を持ったものが入っています)

あと、お試しで色々な所に行きたいというニーズを持ったお客様(髪を切る人)も多いと思うので、新規客獲得にお金を使うという考えだと思います。

3. 面貸しというシステムがある

面貸しというシステムがあります。日本ではまだ主流になっていませんが、アメリカでは当たり前だそうです。要するに、席を1席貸します。その代わり、あなたの売上の◯◯%を頂戴というシステムです。営業の売上歩合みたいな感じですね。経営側には、空席リスクをなくす、売上意欲の高い美容師をただで雇えるというメリットがあります。当然、顧客はそのスタイリストが持っていきます。腕を持っている方が独立資金を貯めるのに使うことが多いみたいです。このようなシステムがあるのもCRMのニーズが薄い要因の一つかも知れません。

ヒヤリングの後、代々木にある美容会館という所に行ってきました。これは、タカラベルモントという美容室の什器・備品(席、鏡、はさみ、その他美容室の備品)シェア8割の会社です。新規独立開業を考えている美容師向けのセミナーをやっていたので、美容師向けのWeb集客セミナーをやらしてもらおうと思ったら、レジ周りやCRMも自社システムで売っているのでNGでした。(独立支援をして、自社の製品を買ってもらう仕組みでした。)

以上、まとめです。プロトタイプのテストはOKを貰いました。しかし、また、違う角度からサービスを考えないといけないので、検討したいと思います。同じ事を考えた方の参考になれば幸いです。

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